顧問というと、顧問弁護士や顧問会計士といった士業の方のイメージがあります。
特殊な分野において、専門的な知識で、会社の業務の一部をサポートする立場です。
限られた人しかできないような業務を提供するため、一目置かれた存在となります。
顧問と名乗れば、それだけで、それなりの人とみなされます。
会社で取締役以上の職位の経験がある方は、退任後、顧問という役職に就かれる場合も数多くあります。新任の取締役が着任する際に、ある一定の期間、担当する業務をサポートするためにおられるといったことでしょうか。いずれにしても、顧問という名称は、それなりのステータスがある人と受け止める人が多いようです。
また、最近は前述のような士業や会社OBといった顧問ではなく、社外顧問という仕事が増えてきています。社外顧問とは、専門的な分野や立場で、会社の一部の業務をサポートする仕事です。これまでにない、社外顧問といった仕事が増えているのです。これらの業務は、あらゆる業界のあらゆる業務分野に必要とされており、実際に働かれています。
あなたも定年後に、顧問と呼ばれる立場になったとしたら、どのような気分でしょうか?
できれば顧問と呼ばれて、そんなステータスを感じてみたいと思う人もおられるでしょう。
前述のような顧問ではなく、 実際に社外顧問になった人が、抱いている、或いは外部の人から言われた言葉としては
「自分のやりたい仕事で、お金がもらえていいね」とか
「自分がやってきた仕事が、人の役に立つのはすごい」とか
「働く時間が短いので、長く働けるね」とか
「定年がなく、仕事の内容によっては、ずっと続けられるのがいいね」とか
「顧問の仕事と言うと聞こえは良いし、イメージもアップしたよ」とか
などと、ほとんど良い印象の言葉ばかりです。
定年後、これから仕事を探そうとしている人であれば、
「一度は私も顧問という仕事について顧問と呼ばれてみたい」 と考える人も少なからず
おられるでしょう。
またそう呼ばれたいと思ってる人は、顧問になる準備を既に始めています。
定年後の仕事を探す場合、ほとんどの場合、年齢がネックになります。
しかし、顧問の仕事は、年齢がネックになることは少なく、むしろある程度以上の年齢であることが、必要である場合もあります。
働く時間が短く、それなりの収入を得られ、なおかつ、周りの人の見る目が変わる。
顧問と呼ばれたい、呼ばれてみたい人が増えているのも当然のことと思います。