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病まない自分のつくりかた

病まない自分のつくりかた

加藤大貴さんの書かれた「病まない自分のつくりかた」

この本はストレスの多い世の中を生きていくための心の持ち方が書かれています。

20代後半の若者が、なぜこういった本を書けるのかを知りたくて購入しました。若いのにと思っていましたが、元陸上自衛隊の著者は、一般人の10倍に相当する仕事を経験されていたのです。

具体的には、戦車乗り、放射線陸曹、レンジャー隊員などの一般の人ではまず経験することのない任務につかれていたのです。放射線陸曹は、ただレントゲン撮影をするだけではありません。骨折した部分のヒビや、頭部の出血部位、心臓の梗塞した血管を見るなど、重傷の人を診断していたのです。そこでは、放射線技術だけではなく、患者の心によりそう姿勢が必要なのです。生半可な任務ではないので、そのたびに悩み、苦しみ、自分なりの答えを見いだすという作業を繰り返してきました。

ストレスが多い仕事ですので、そういう人には息抜きは必要です。自衛隊には、セルフケアがあります。音楽やスポーツ、食事、旅行など心癒す場所が用意されています。こういった様々なケアが、あらゆる場面で必要であったと記されています。

著者は自身の経験から、そういった状況の中で、どのようにして、病まずに生きてきたかを実例を交えて伝えています。厳しい現実を前にして挫折し、心が病んでいる人に、少しだけ一歩前に進むというアドバイスが散りばめられています。苦しいのはあなただけではない。私も苦しんできた。しかし、苦しい状況から一歩踏み出すだけでも、心の持ちようは変わってくる。 様々な経験を積んだ私は、あなたの問題解決のお手伝いができる。と語りかけています。

メンタル激弱な人や、豆腐メンタルの人だけでなく、悩みを抱えている全ての人におすすめします。