堤一隆さんの書かれた「武器としてのスペック表」
この本は、複数の商品の中から購入する商品を決定する際に、参考となる資料―スペック表について、書かれています。スペックとは、商品の性能のことで、それらをメーカー別、商品別に比較したものが、スペック表です。
スペック表がなぜ最強の武器なのか、どうやって作ればいいのかを知りたくて購入しました。
新しい仕事を始める際に、現状を把握するためには、スペック表を作るのが一番
だと思いました。なぜなら、自社や自社製品、ライバル企業の製品など、よく理解せずに行動していたからです。後から、なんだ、そんなことかとか、なんでわからなかったのだろうと、気付いたことは、一度や二度ではありません。
頭の中で思い浮かべるだけではなく、とりあえず書き出してみると、色々な面から、比較、検討することができます。手書きで表を作り、項目と会社名をいれると、なんとなく比較できるようになります。とりあえず書けることを全て書くと、足りない点やわからない点が明確になってきます。まずわからないことから調べてみようという気になります。空欄を埋めていくうちに、そういえばと思い出したり、新たな考えが浮かんでくることがあります。これらの作業を、頭の中だけで組み立てるのは不可能と言えるでしょう。
スペック表を作成することにより、あなたの頭は整理され、自社品とライバル品との相違がわかるようになります。顧客に納得させるストーリーを描くことができるのです。
スペック表は、価格. Comなど、インターネット上で見慣れているので、誰でも受け入れられやすいアイテムといえます。
著者は、人生最大の買い物で、最高価格の商品の一つである戸建て住宅の営業に長く携わり、成果をあげてこられました。
この本には、数千万円を超える価格の商品の購入を決定つけるノウハウが記されています。
